骨董品アンティーク店の
マナーについて
以下、骨董屋のおやじに注意された事も含め書いて置きます。
リュックサックはモノに引っ掛からないように前に抱えるように。
飲食、路上買食いしてそのまま入ってこない、まだ飲んでいないのならカウンターに預ける。
子供連れで活発な子なら、その時いるお客さんの層を見て、ある程度で切り上げる。
アンティークはゆっくりみたいお客様がほとんど。雰囲気を壊さないで。。
写真撮影は基本的に禁止です。
直ぐにSNSや自慢宣伝目的に使われたくありません
お忍びで来ている(大人同士のデートや芸能人、先生)方や
病気してやっとの思いで来られてる方の気持ちが分かりますか?
商品は小売店みたいに定期的に補充しに来たり、下から湧いて出てきているワケではありません。
コンディション良い物を探し、店舗代、メンテナンス代、光熱費、維持費、ディスプレイ、
買取り交通費、宿泊、食事、人苦代、クリーニング代、骨董学校代、
そのものの謂れを調べている等 沢山のお金と時間が掛かっています。
店内で、よそでは、こんなに安かった!昔おばちゃんちにあった。
持っていた、、を大声で指差し確認だけして帰る人、、
大事に持っていなかったから、大事にしてくれた人がいてここにあるわけですね、
また、フリーマーケットやインターネットオークションで安く買ったと声高らかに
自慢げに来ますが、それとは違います。
(他の人が聞いたら、、とてもいい気がしないと思います。)
全国、世界、買い取りや旅に出て、細部のコンディションの確認、
目利きの選別、独自の仕入れ、保証、倉庫維持費、クリーニング、塗装、補修。
こちらの方は個人的な一過性大正口マンブームで終わりません。
維持費と供給し続ける難しさに挑んでおります。そういう値付けをしています。
そして、大切にして貰えるを値段付けをしているワケですね。
商品は両手で持ち、落ちても大丈夫な距離の上で見る。
もう壊れたら二度と戻らない
文化遺産です。
ショーケース内のモノは一言、見せて下さいと声を掛けます。懐中時計やコンパクト、
留め具部分の爪のある物は留め具ボタンを押してから開け閉めする。
(爪の山が無くならように)
店員達は、楽しい事をしているだけに見えるかもしれませんが、、
みんなの休みの時に働いて、皆さんのサンタクロースなので、、
暑い最中コートを探し回り、寒い最中真夜中に市場に出掛け悴んだ手で交渉したりしてるのです。
あたかも悠々自適を謳うが、、暇ではありません。修理メンテナンス、段取り、
買取り相談、模様替え)人生の悩み事相談所ではない。手を止めさせてはダメ
もし、悩み事を聞いて貰ったなら100円のものでも、買って行くように
この店が続くように一票!
のような気持ちを現実のカタチとして残していって欲しい。
それが大切な時間を知るオトナ
としてのマナーだと私は思う。
特に個人事業のお店、コンビニのトイレさえも。。。
買取りに行った際に、生前、これはお爺さんの形見として持っていたものです。
大事に大切に使って貰える人なら。。と託されたものもある。
これ!生前、旦那が探していた物です!
ずっと探しておりましたと、、涙をポロポロ流される方もいます。
壊してまったら、代わりのきかないもの達なんです。
百年や二百年の物がここにあると言う事は、
それを大切に紡いで来た人達がいると言う事です。
この国は天変地異天災の多い活断層の小さな地震列島。残っているのが奇跡に近いのです。
戦争津波噴火海に囲まれている、、
戦火を潜り抜けて、、
そこのところをどうか汲み取って下さいませ。
店構えてる所は、基本値引きは、無しです。
だけれど、ちょっとしたコミュニケーション なら、、★
つらつらと書きましたが
知ってるような常識が特にオトナの方が気が付いてないので
そっと耳打ちして教えて上げて欲しいと思います。
店主稲本淳一郎拝